Magmaの色混ぜツールを使うと、色をなめらかに混ぜてグラデーションを作ったり、絵の具を伸ばして厚塗り風に仕上げたりできます。プリセットがいくつか用意されているほか、自分でカスタマイズして保存することもできます。
色混ぜツールの設定
色混ぜツールの設定の多くは通常のブラシと同じですが、「色延び」は色混ぜツール独自の設定です。
サイズ:ブラシのサイズを調整します。筆圧でサイズを変化させるかも切り替えられます
最小サイズ:筆圧を有効にしたときの、ブラシの最小サイズを設定します
サイズの乱れ(ジッター):ブラシの各スタンプのサイズにばらつきを加えます
濃度:ブラシの先端形状の、各スタンプの不透明度を決めます
手ブレ補正:動作が重くなることがあり、必要な場面も少ないため、0がおすすめです
間隔:先端形状のスタンプ同士の間隔です。値を小さくすると動作が重くなることがあります
色延び:ストロークで色をどこまで引きずるかを決めます
追加色:選択中の色を、色混ぜのストロークに加えます
詳細設定を開くと、さらにカスタマイズして色混ぜツールを保存できます。
色混ぜツールとブラシツールは、保存したプリセットの一覧を共有しています。新しい色混ぜツールには、わかりやすい名前を付けてください。
設定の例
それぞれの設定を使った例を紹介します。
ブラシの先端形状
色混ぜのプリセットは4種類あります。「基本」と「ソフト」は円形の先端形状、「テクスチャー1」「テクスチャー2」は質感のある先端形状を使います。
先端形状は、詳細設定のウィンドウで変更できます。
色延び
「色延び」は、ストロークで色をどこまで引きずるかを決める設定です。値が小さいほど、色が運ばれる距離は短くなります。100%にすると、ペンを離すまで色を最大限に引きずります。
この設定で筆圧をオンにすると、ペンを押す強さで色延びの強さをコントロールできます。
追加色
「追加色」を0%より大きくすると、色混ぜのストロークに色が加わります。色混ぜツールに加える、選択中の色の不透明度と考えるとわかりやすいでしょう。
「追加色」が0%の場合は、レイヤー上にすでにある色だけを混ぜます。100%にすると、選択中の色が最大の不透明度で塗られ、色混ぜの効果はなくなります。筆圧対応のペンを使っている場合は、この設定で筆圧をオンにするのがおすすめです。
※現在、デュアルブラシの設定は色混ぜツールでは使えません。
選択範囲や不透明度ロックを使った色混ぜ
選択範囲を作成している場合、選択範囲の外側の色や透明部分も、選択範囲の中に引き込まれることがあります。選択範囲の内側から外側に向かって描いた場合は、色が選択範囲の外に広がることはありません。
レイヤーで不透明度をロック(アルファロック)している場合は、ロックされた範囲の外側から色混ぜのストロークを描いても、塗られたピクセルに透明部分が引き込まれることはありません。
色混ぜツールが重いときの対処法
色混ぜツールは通常のブラシよりも処理の負荷が大きいため、設定やキャンバスのサイズによっては動作が遅くなることがあります。次の方法を試してください。
手ブレ補正をオフにする
サイズのスライダーの横にある筆圧設定をオフにする
間隔を10%以上にする。先端形状によっては間隔を広げると不自然に見えますが、硬さを下げた円形なら30%でもきれいに描けます
キャンバスを大きくしすぎない。多くの環境で快適に使える推奨サイズは1920×1080です
色混ぜツールで絵が消えるときの対処法
かなり古いデバイスや、一部のChromebookなど性能の低いデバイスでは、色混ぜツールを使うと絵が消えたように見えることがあります。これは、ブラウザが色混ぜの処理を描画できないためです。OSとブラウザを更新するか、別のブラウザを試してください。
色混ぜツールを使った描き方の例
基本的な静物画の練習で、色混ぜツールを制作の流れに取り入れる例を紹介します。
背景を塗る。変化をつけるため、色の乱れ(ジッター)を少し加えたテクスチャブラシを使う
リンゴの基本的な形をベタ塗りで描く
不透明度100%の色で、大きな影と光の形を平塗りで加える
資料を見ながら目を細めたときに見えるほかの色を、小さな形で加える
ここで色混ぜをする。全体を1色に混ぜてしまわず、色の境目同士をなじませる
どこまでリアルにしたいかに合わせて、ブラシで細部を描き込み、色混ぜでなじませる






